「代打・マツイ」…あれっ?結局、出番なし

[ 2011年5月22日 06:00 ]

<ジャイアンツ・アスレチックス>7回、代打指名も相手投手の交代でベンチに下がる松井

インターリーグ アスレチックス1―2ジャイアンツ 

(5月20日 サンフランシスコ)
 大リーグはインターリーグ(交流戦)が開幕したが、アスレチックスの松井は、代打が球審に伝わらない珍事もあり、ジャイアンツ戦で出番なし。チームは延長10回サヨナラ負けを喫した。

 仕切り直しのチャンスは訪れなかった。DH制がないナ・リーグ本拠地での試合。同点の7回2死三塁、投手ケーヒルの打順で、松井は次打者席で代打の準備をしていた。しかし、ジ軍が左腕アフェルトを起用したため、ア軍のボブ・ゲレン監督は右のジャクソンを代わりに告げた。メジャー2度目の「代打の代打」を覚悟したが、ゲレン監督の「代打・松井」コールは球審に伝わっておらず、松井は出場したことにはなっていなかった。「最初はコールされたと思ったけど、してないということだった。またどこかでいけるかもしれないとは思ってました」。だが、結局代打の機会は巡ってこなかった。

 チームは今月初となる3連敗で借金生活に。ナの本拠地試合では今後も代打待機となる松井は「ズルズルといかないようにしたい」と懸命に前を向いた。

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2011年5月22日のニュース