中日 今季最多9点圧勝!吉見は3勝目

[ 2011年5月22日 18:25 ]

<中日・楽天>2回、楽天・高須の打球にグラブを出す中日先発の吉見

交流戦 中日9-1楽天

(5月22日 ナゴヤD)
 中日は22日、ナゴヤDで楽天と対戦し、今季最多の9得点で圧勝した。1回に和田の先制二塁打など打者一巡の攻撃で5点を先制し、以降も着実に加点した。吉見は四死球なしの安定した内容で、7回5安打1失点で3勝目。楽天は先発の小山が立ち上がりに打ち込まれた。
【試合結果】

 楽天の星野監督にとってはかつての本拠地・名古屋での今季初公式戦で、こちらも元中日の小山が中日時代の2000年以来11年ぶりに先発した。ロングリリーフで好投して抜てきされたが、精神的な弱さが積年の課題である右腕の制球は立ち上がりに乱れた。

 初回裏、中日は荒木が内野安打と犠打でニ進し、森野が四球の1死一、二塁で和田がレフトへタイムリー二塁打を放ち先制。ブランコも四球を選んで満塁とし平田が中前2点タイムリーでリードを広げた。グスマンは三振に倒れたが、谷繁、吉見もタイムリーを放ち5点を物にした。

 3回、楽天は先頭の嶋が、この日チーム初安打で出塁。1死後、小山に代え枡田を代打に送ったが三振ゲッツーで無得点。楽天2番手投手は菊池。松井稼に代わって2番に入った。

 だが中日は、先頭の平田が中越え二塁打、グスマン、谷繁が四球の無死満塁で、吉見も四球を選び押し出しで6点目。荒木は三振も、井端が右前適時打、森野は左犠飛で8-0と点差を広げた。

 楽天は4回1死後、菊池の代打・横川と山崎の中前打で2死一、二塁とし、高須が中前適時打で1点を返した。

 その裏、楽天は3番手・片山をマウンドへ。中日は攻撃の手を緩めずブランコが四球、平田がこの日3安打目となる左前打で出塁の無死一、二塁でグスマンが中前適時打で再び8点差とした。

 5回、6回はともに無得点。7回、楽天は有銘をマウンドに送る。中日も8回から投手は小林、捕手は小山にバッテリーが交代。

 8回、楽天は大広が死球で出塁と、久々に先頭打者が出塁したものの、1死後聖沢の1塁へのライナーで併殺となるなどツキもない。

 9回、中日は三瀬が登板。先頭の横川に安打を許すが、後続を絶ちゲームセット。中日は交流戦4勝1敗、楽天は2勝3敗。吉見は3勝目をマークした。平田はこの日4安打をマークした。

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