チェン今季初登板飾れず…落合監督「歯が痛い」

[ 2011年5月7日 06:00 ]

<中・巨>7回、巨人打線につかまりガックリのチェン

セ・リーグ 中日0-3巨人

(5月6日 ナゴヤドーム)
 耐えに耐えていた中日先発のチェンが7回についに崩れた。先頭の亀井に右前打を打たれ、1死後から2者連続四球を与え満塁に。ここで坂本に中前2点適時打を浴びマウンドを降りた。「無駄な四球で苦しくなった。ストレートもそこそこ威力はあるけど、もともとの感じではなかった。もうちょっとかな」と今季初登板を振り返った。

 2月のキャンプで左内転筋を痛めた左腕エースは、4月12日のウエスタン・阪神戦(鳴尾浜)で実戦復帰。3回目の実戦となった4月26日のウエスタン・オリックス戦(ナゴヤ)で7回を投げたのを最後に1軍に合流した。しかしいまだ本調子とはほど遠い。初回にいきなり6球連続でボールを投じるなど制球に苦しみ、疲れの見えた7回には直球が130キロ台にまで落ち込んだ。

 打線もエースを助けるどころか、巨人の継投の前に4安打無得点とに抑えられ貧打線に逆戻りとなった。

 落合監督は「毎年こんなもの。今日はあまりよくなかったけどな」とチェンを評すると「きょうは歯が痛い」と苦笑い。今季初の巨人戦は、指揮官も歯痛を発症するほどの我慢の展開だった。

 ▼中日・小熊(プロ初登板で9回を3者凡退)投げる前は緊張したけど1人打ち取ってからは腕を振って投げられた。

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2011年5月7日のニュース