巨人戦後は勝てない?真弓監督「何とかします」

[ 2011年5月7日 06:00 ]

<横・神>降板し、ベンチ裏に引き揚げる久保(右)を見る真弓監督

セ・リーグ 阪神1-3横浜

(5月6日 横浜)
 激闘を終えた余韻が凶と出たのだろうか。前日までの巨人3連戦とは一転、横浜・山本の前に打線が完全に沈黙。阪神・真弓監督は自らに言い聞かせるように、7日の雪辱を誓った。

 「(昨年は巨人戦後の次の試合に勝てなかったが?と問われ)そういう話はしていたんだけどね。まあ、何とかします」

 昨年の悪夢が頭をよぎった。巨人とのカードを終えた直後の試合は1勝8敗。今季は4月22日の横浜戦に勝ち幸先よいスタートを切ったが、この夜は3安打1得点。

 「(苦手意識は)ない。ただ、タイミングを外されている感じがする。モーションでね」

 指揮官が嘆いたように、序盤から攻略の糸口すら見いだせなかった。6回までノーヒット。8回、ブラゼル、城島の連打で1点を返すのがやっとだった。和田打撃コーチは言う。「いつもより緩急がついていた。3点を追いかける展開になって焦っていた。術中にはまった」。3日からの東京ドーム3連戦は初戦から12、8、10安打と上り調子だっただけに、余計に貧打が際立った。

 「低めを振りすぎた。そこを我慢していればゾーンも上がってきたはず。攻略していかないと」

 片岡打撃コーチは善後策を示し、前を向いた。チームも借金生活に逆戻り。猛虎がなかなか上昇気流に乗り切れない。

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2011年5月7日のニュース