和田敬遠…ブランコ意地のV打でドラ5割

[ 2011年5月2日 06:00 ]

<中・広>勝ち越し打のブランコ(左)と前田健を打ち崩した野本はお立ち台で「やりました!」と気勢を上げる

セ・リーグ 中日5-4広島

(5月1日 ナゴヤD)
 燃えたぎる思いをバットに乗せた。中日は同点で迎えた8回1死二塁で4番・和田が敬遠され一、二塁となると、打席に入ったのはブランコだ。カウント3ボール1ストライクから広島・上野の甘い変化球を確実にとらえた打球は左翼線を破る適時二塁打となった。

 相手投手の動揺を誘いこの後の谷繁の押し出し四球も呼び込んだ主砲は、「目の前でワダさんが敬遠されて、自分が何とかしないといけないという気持ちだった。アドレナリンが出てきて、勝ちたい勝ちたいという気持ちになったんだ」と興奮冷めやらぬ表情で振り返った。
 前日4月30日にケニア夫人が来日した。4月26日からの横浜3連戦で復調の気配を見せていたところに加わった最高の援軍。久しぶりに夫婦水入らずの夜を過ごした翌日の決勝打に「これで落ちつくよ」と笑顔が止まらなかった。

 上昇ムードの助っ人に乗せられて、チームも開幕2戦目以来となる5割に復帰した。この勢いのまま3日からのヤクルト3連戦(神宮)で貯金生活突入をもくろむ。

 ▼中日・野本(5回1号ソロなど2安打2打点)やるべきことができた。試合に出ていればチャンスが来ると思っていた。

 ▼中日・落合監督 きのうと同じゲーム。違うところは何もない。

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2011年5月2日のニュース