牧田好投も…西武 中継ぎ崩れ初黒星 

[ 2011年4月15日 22:45 ]

プロ野球 パ・リーグ 西武2―3ソフトバンク

(4月15日 ヤフーD)
 昨季終盤のヤフードームで何度も繰り返された光景だった。同点の延長11回、西武は藤田がカブレラにサヨナラ本塁打を許して初黒星。課題の中継ぎがあらためて浮き彫りとなってしまった。

 序盤は優勢に試合を進めた。先発はドラフト2位ルーキーの牧田。強力ソフトバンク打線を8回1死まで2安打に抑え、二塁すら踏ませない。しかし、右手中指に血豆ができて急きょ降板。初勝利を救援陣に託したが、勝利の女神はほほ笑まず、スタンドに消えた球を見送った後はベンチに座ったまま。「言葉が見つからなかった。これが勝負なんだ」とつぶやいた。

 牧田はテンポと制球の良さが光った。緩急を生かした26歳の下手投げルーキーは「アクシデントがなければ完封できる自信はあった」と唇をかんだ。

 勝たなければいけない試合を落とし、渡辺監督は「申し分ない投球」と牧田を褒める一方、「次はきっちりやり返す」と中継ぎに奮起を促した。

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2011年4月15日のニュース