FA権取得の杉内 球団は「可能な限り要望を聞く準備はある」

[ 2011年4月15日 06:45 ]

 15日に出場選手登録日数が8年に達し、国内フリーエージェントの資格条件を満たすソフトバンク・杉内俊哉投手(30)に対し、球団側が既に残留交渉に乗り出していたことが分かった。

 今月9日に笠井和彦オーナー代行(71)が直接出馬。「生涯ホークス」でのプレーを求めた。昨オフの契約更改交渉では新年俸制度に対して怒りの保留をしたエースだが、小林至取締役(43)は「可能な限り、彼の要望を聞く準備はある」と、残留に向けて全力を注ぐ考えだ。

 杉内自身は15日の西武戦(ヤフードーム)で今季初登板。その前日とあってこの日は「緊張しますけど、頑張ります」と語るにとどまった。しかし昨年12月の福岡市内でのトークショーでは「ずっと福岡にいますか?」との質問に「今のところは福岡で頑張りたい」と答えている。米球界移籍への興味も薄いため、残留の可能性が高い。

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2011年4月15日のニュース