内川3安打!新天地で初めて勝利のハイタッチ

[ 2011年4月15日 06:00 ]

<オ・ソ>2回2死二塁、内川は左越えに適時二塁打を放つ

パ・リーグ ソフトバンク5-3オリックス

(4月14日 京セラドーム)
 待望の勝利の儀式。そのハイタッチには得がたい重みがあった。開幕3戦目にして、ソフトバンク・内川が「ヒットメーカー」の名に違わない猛打賞。新天地でチームを今季初勝利に導き、声を弾ませた。

 「勝ちたかった。ヒットは出る時もあれば、出ない時もありますよ」

 止まらない。2回2死満塁で、目の前で本多が走者一掃の左中間二塁打。快打には快打で。内川はフィガロの145キロ直球を左越え二塁打。一挙5点の猛攻を締めくくった。「ポンちゃん(本多)が悪い雰囲気の呪縛を解いてくれたので、変に力まずに思い切ってバットを振っていけた」

 さらに5回にも2打席連続の二塁打を放てば、7回1死二塁では中前打。「おととい、きのうの分も点を取るぐらいの気持ちで打った」。前日は昨年まで横浜の同僚だった寺原の前に3打数無安打。チームも零敗を喫した。加えて主将の小久保が右手親指の剥離骨折で戦線離脱。チームは開幕2試合で1敗1分け…。そんな重苦しいムードを、自身のバットで振り払ってみせた。

 ▼ソフトバンク・山田(7回2/3を4安打3失点。チームに初勝利をもたらす)本当にひと安心です。粘り強く投げられたことが良かった。ここからおごらず、一つ一つ勝っていきたい。

 ▼ソフトバンク・本多(2回2死満塁で走者一掃の左中間二塁打)この試合でも点が取れなかったら、嫌な雰囲気で福岡に帰ることになる。何とか嫌なムードを断ち切りたかった。

 ◆松中(ソフトバンク)通算3000塁打 14日のオリックス3回戦(京セラドーム)の2回に中前打を放って達成。プロ野球48人目。初の塁打は前身のダイエー時代の97年5月31日の西武戦で単打を放ち記録。

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2011年4月15日のニュース