“全米ドラ1”バリントン8回0封で初勝利

[ 2011年4月15日 06:00 ]

<神・広>8回無失点で来日初勝利を挙げたバリントンはファンの声援にガッツポーズで応える

セ・リーグ 広島3-1阪神

(4月14日 甲子園)
 大仕事を成し遂げた広島・バリントンは、さわやかな笑顔で投球を振り返った。「とにかく3連敗して広島に帰るわけにはいかなかったからね。自分で止めようと思っていた」。8回104球で7安打無失点。来日初登板初先発初完封こそ逃したが、チームに待望の今季初白星を呼び込んだ。

 安定感があった。1メートル93の長身から最速147キロ直球にスライダー、チェンジアップなどをテンポ良く低めに集めた。「ゴロを打たせれば何とかなると思って投げた」。

 回の先頭打者を打ち取り、7安打中6安打は2死からのもの。3回は左翼・岩本が本塁へ好返球で失点を防ぎ、東出、梵らも随所で好守を見せた。02年ドラフトでパイレーツから全体1位指名された。だが、メジャーではロイヤルズに移籍した昨季、ヤンキース相手にようやく初勝利。メジャーではこの1勝だけだったが、新天地ではいきなりの白星をつかんだ。

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2011年4月15日のニュース