上原、右肘張りで登板回避…痛み止めを注射

[ 2011年3月5日 06:00 ]

  オリオールズ・上原浩治投手(35)が3日(日本時間4日)、右肘の張りで予定していたツインズ戦登板を回避した。前日にバック・ショウォルター監督と話し合いを行い、この日のキャッチボールなどの練習後、痛み止めの注射を打ったという上原は「もともとシーズン前に注射を打ちたい希望があった。投げろと言われれば投げられるが、念には念をということ。投げ始めなので張りは想定内」と説明。ショウォルター監督も「シーズン前だし、大きな問題ではない。焦ってやることはない」と語った。

 大リーグでは、肘に不安がある場合に定期的に注射を打つ投手も多く、予防の意味合いもある。1週間の投球禁止を言い渡された上原は「日本では(注射の)次の日から投球をしていた。日本と米国の見解の違い。焦りはない」と調整面への影響を否定した。とはいえ、右肘は09年6月に腱部分断裂を起こした箇所で不安は残る。指揮官は上原を「健康であれば」の条件付きで守護神の筆頭候補に挙げているが、昨季ブルージェイズで37セーブのグレッグも控える。次回登板は未定の中、残り試合で首脳陣を納得させる投球が必要となる。

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2011年3月5日のニュース