西武・大石に“緊急メス”監督らがフォーム指導

[ 2011年3月5日 06:00 ]

投内連係の守備で本塁に投球する大石(中央)

 西武のドラフト1位・大石(早大)に緊急メスが入った。長崎県営野球場で行われた全体練習後に、渡辺監督、小野投手コーチ、光山バッテリーコーチと室内ブルペンに約30分間こもり、プロ入り後初めて投球フォームの助言を受けた。

 渡辺監督は「ちょっとだけね」と多くを語らなかったが、指揮官からは下半身、特に右足内転筋の使い方を指導された。また、小野コーチからはリリースの直前に左肩が三塁側に入り過ぎていると指摘され、少しだけ一塁側に開くようにした。2つの指摘を受けて、大石はブルペンで30球。オープン戦初登板となった2日の巨人戦(東京ドーム)では2回無失点デビューを飾ったが、直球の最速は144キロ。自己最速155キロを誇る右腕にとっては物足りない数字だったが、練習後は「軽く投げただけだったけど、この前のドームよりも全然良かった」と手応えをつかんだ様子だ。

 次回登板は8日の教育リーグ・楽天戦(西武第2)に決定。開幕ローテーション入りへ、矯正した新フォームを実戦の中で試す。

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2011年3月5日のニュース