楽天また補強へ!Wシリーズ登板右腕テスト

[ 2011年1月29日 06:00 ]

 楽天が2月1日からの沖縄・久米島キャンプで元ロッキーズのライアン・スパイアー投手(31)の入団テストを行うことが28日、分かった。

 同投手はメジャー通算90試合に全て中継ぎで登板して7勝3敗。マイナーでは通算331試合で105セーブ、防御率3・40の好成績を残している。07年はロ軍で松井稼とともにプレー。レッドソックスとのワールドシリーズでも登板した。昨季は独立リーグのアトランティック・リーグのサザンメリーランドに所属し、56試合に登板。右横手から両サイドに投げ分ける制球力と、ピンチでも冷静さを失わない精神面を武器にする。

 チームは25日に、ダイヤモンドバックスなどで活躍したメジャー通算86セーブ右腕・金炳賢(キム・ビョンヒョン)の獲得を発表したばかり。右のサイドスローで同タイプのスパイアーだが、球団関係者は「中継ぎのスペシャリスト。抑えの経験もあるし、連投もできる。日本の野球に適応できれば十分に戦力になる」と期待する。オフに入って松井稼、岩村、金炳賢を補強した星野楽天に、また1人メジャーを知る男が加わりそうだ。

 ◆ライアン・スパイアー 1979年7月24日、米ケンタッキー州生まれの31歳。ラドフォード大から01年ドラフトでロッキーズ入団。04年に2Aで37セーブを挙げてリーグ記録を樹立し、05年にメジャーデビュー。09年オフにナショナルズ移籍も登板ないまま、昨年は米独立リーグのアトランティック・リーグでプレーした。メジャー通算は全て中継ぎで90試合7勝3敗0セーブ、防御率3・99。2メートル1、95キロ。右投げ右打ち。

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2011年1月29日のニュース