「報徳のイチロー」エース田村 スタミナに自信!

[ 2011年1月29日 06:00 ]

センバツ出場が決まり、ナインと喜ぶ報徳学園・田村(中央)

第83回選抜高校野球大会(3月23日から12日間・甲子園)

 【兵庫・報徳学園】「報徳のイチロー」が再び聖地に帰ってくる。

 エースの田村伊知郎は昨夏は1年生ながら初戦の砺波工(富山)戦に先発するなど、チームを4強にけん引。背番号が11から1に変わった右腕は「先輩の忘れ物を取りに行きたい」と語った。新チームではエースとしての自覚も芽生えた。夏の疲労が抜け切らない中、昨秋の県大会から近畿大会までの全9試合を完投。毎日200メートル×20本、50メートル×80本のダッシュを欠かさずスタミナ強化に努め、体重も夏から5キロアップした。「軽く投げているが、今までの軌道と明らかに違う」と話す田村に、永田裕治監督も「こっちが止めないと、いつまでも練習する」と絶大な信頼を寄せる。創部80周年のメモリアルイヤー。田村には紫紺の大旗を手中に収めるイメージができている。

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2011年1月29日のニュース