メジャー一時凍結!青木「古田超え」3・3億円

[ 2011年1月25日 06:00 ]

3億3千万円で契約更改を終えた青木は応援用の傘に「日本一打ちまくる!」と書き笑顔

 ヤクルトの青木宣親外野手(29)が24日、東京・新橋の球団事務所で契約更改交渉に臨み、5000万円増の3億3000万円プラス出来高でサインした。04、05年古田敦也氏(野球評論家)の3億円を抜き、球団では日本人選手最高年俸。「今までの選手の中で一番高い評価をもらえたのはうれしい。ただ、そこを目指してやってきたわけではない」と2年連続首位打者&200安打達成を見据えた。

 昨年末から3度の下交渉、電話連絡を経た上でサイン。交渉の席上では今季終了後のポスティング・システム(入札制度)によるメジャー挑戦には触れず、長年の夢を一時凍結した。鈴木正球団社長が同システムを利用しない方針を明らかにしているため、青木は「社長がダメという以上は話せない」と説明。ただ「夢は持ち続けたい」と話し、今後は球団側がゴーサインを出した場合、または最短で2013年の海外フリーエージェント(FA)権取得まで待つ構えだ。

 目下の目標である01年以来10年ぶりの優勝に向け、球団側に「うちのチームはケガ人が多い。練習と同じくらい体のケアができる環境を整えてほしい」と要望。球団側も沖縄県浦添市の春季キャンプに栄養士を派遣し、栄養学の講座を実施するなどして応える方針だ。「チームを引っ張るという気持ちがある。むちゃくちゃ打ちたい」。年俸でも「古田超え」を果たした青木はミスター・スワローズの自覚を強めていた。

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2011年1月25日のニュース