何で佑ちゃんなの?清田「鎌ケ谷と言えば僕」

[ 2011年1月13日 06:00 ]

ロッテ・清田は佑ちゃんの1面が並ぶスポーツ紙を見て「こんなところに置かないでください」と撤去

 鎌ケ谷の顔は俺だ!ロッテ・清田が沖縄県那覇市の沖縄セルラースタジアムで自主トレを公開。出身地の千葉県鎌ケ谷市で沸き起こっている「佑ちゃんフィーバー」に対し「鎌ケ谷と言えば僕でしょう」と物言いを付けた。

 忘れもしない。昨年12月1日の鎌ケ谷市民スポーツ賞の授賞式。その晴れ舞台で清田は清水聖士鎌ケ谷市長から「佑ちゃんが鎌ケ谷に来るんだよ」と自慢された。「僕が目の前にいるのに…。何で佑ちゃんなの?」。今年に入っても新鎌ケ谷駅に斎藤のポスターが張られ「僕の(実家の)最寄り駅に張らないで。飲食店のメニューになったりして…。やり過ぎ」と悔しがった。人口約10万8000人の市はまさに斎藤一色だが、清田の実家は市内で鎌ケ谷の特産品を売る「清田梨園」。野球はもちろん地元の顔としても、負けるわけにはいかないのだ。

 1年目の昨季はシーズン後半からレギュラーを奪取。日本シリーズで新人では長嶋茂雄(巨人)以来の初戦本塁打を放ち、新人最多タイの6打点で優秀選手賞を獲得した。清田も斎藤に負けず劣らず「持ってる男」である。斎藤とは東洋大4年時の07年明治神宮大会決勝で対戦し、2打数無安打に抑えられた。「対戦?あまり興味ない。ハムならダルビッシュとやりたい」と言いながら「(斎藤は)低めのボール球が多いですね」とプロの先輩としての目で分析する。斎藤とのリベンジマッチ。そこにはご当地選手としてのプライドもかかっている。

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2011年1月13日のニュース