西都市要請で韓国球団がキャンプ地変更…口蹄疫感染を懸念

[ 2011年1月13日 11:21 ]

 口蹄疫感染が韓国で拡大していることを受け、宮崎県西都市で予定されていた同国プロ野球「斗山ベアーズ」の春季キャンプが市の要請で約2週間短縮され、代わりに大分県別府市で実施されることが13日、西都市などへの取材で分かった。

 西都市によると、ベアーズのキャンプは2007年から同市で行われ、今年は1月13日から2月12日までの予定だった。

 西都市では昨年、口蹄疫のため家畜約2万頭が殺処分されており、市は事前に市内の畜産農家約360戸に、キャンプ受け入れに理解を求める文書を送付。しかし、不安や反発の声が相次いだことから、球団に自粛を要請したという。

 これを受け、ベアーズは日程を1月26日から2月12日までに短縮、代わりに別府市で1月17~24日に実施することに変更した。宮崎市でも2月15日から3月1日まで予定しているが変更はない。

 別府市は「韓国から年間約10万人の観光客が来ており、野球チームだけ異なる対応をする必要はない」としている。

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2011年1月13日のニュース