和田、タイトルより得点圏打率「改善したい」

[ 2011年1月13日 06:00 ]

自主トレーニングを公開し、打撃練習する中日の和田

 今年はタイトルよりもチャンスに強い打者を目指す。中日の和田一浩外野手(38)が12日、佐賀・武雄市内のグラウンドで自主トレを開始。年頭の誓いとして昨季・270に終わった得点圏打率アップを挙げた。

 昨年は・339でリーグ4位の打率を残した一方で、走者を得点圏に置いた場面の打率となると数字は急降下。1位の阪神・鳥谷の残した・360から遠く隔たるリーグ19位の成績に甘んじていた。中日に移籍して以降は3年連続で3割を切っているだけに、責任感の強い主軸打者として気にかかっていたところだった。「低いとは思っていたし、そこは改善していきたい。ランナーがいる時や試合を決めるところで打つことが大事ですから」と力を込めた。
 自主トレ初日は西武の3選手やオリックス・赤田と吹雪の舞う中でキャッチボールやノックをし、フリー打撃では後輩たちの打撃投手を精力的に務めた。この日使用した今季導入される統一球は飛距離が伸びないとされているが、「ホームランは減ってもいいと思っていますから」と言い切る。39歳を迎える11年シーズンは、目に見える数字よりも4番打者としての勲章を狙いにいく。

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2011年1月13日のニュース