セーブ王が引退表明…リベラ新記録は「神がお許しになるなら」

[ 2011年1月13日 09:42 ]

 米大リーグで通算最多、601セーブの記録を持つトレバー・ホフマン投手(43)が12日、全盛期を過ごしたパドレスの本拠地ペトコ・パークで記者会見した。大リーグ公式サイトによると、同投手は「大リーグ選手でいられたことに感謝したい」の言葉とともに、現役引退を正式表明した。

 1993年に大リーグにデビューしてから先発登板は一度もない。パドレスでの16シーズンでは2度の年間最多セーブを含め、40セーブ以上が9度と、まさに守護神だった。2006年に478セーブのメジャー記録を更新。09年にブルワーズに移籍したが、昨季は振るわず、シーズン終了後に去就をじっくりと考えていたという。

 ベテラン右腕が出した結論は「一定のレベルの投球をすることはできる。しかし、それを維持することは不可能。身を引くときが来た」だった。今後は、パドレスでフロント入りする。

 ホフマンの引退で一気に注目が高まったのが、昨季終了後に総額3千万ドル(約25億円)で契約を2年更新したヤンキースの守護神マリアノ・リベラ投手(41)だ。現在、歴代2位の559セーブを挙げ、最多記録まであと42に迫っている。昨年は33セーブにとどまったものの、一昨年は44セーブ。今季中の更新も視野に入ってきている。

 リベラは「野球には自分では制御できない要素がたくさんある。意識しすぎずにやるだけ。神がお許しになるなら、更新できるかもしれない」と話している。(共同)

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2011年1月13日のニュース