広島　今オフの黒田獲得断念も「ずっと待つ」

　広島は１３日、今オフの黒田獲得を断念したことを認めた。

　この日までに本人からもう１年メジャーでプレーしたい意向を伝えられ、これを了承。広島最終年の０７年当時に結んでいた４年総額１２億円に匹敵する契約条件を提示したとみられるが、松田オーナーは「彼にとっては悔いのないベストの結論を選んだのだと思う」と、黒田の決断を尊重する考えを示した。

　今オフの古巣復帰はならなかったが、鈴木球団本部長は「来年以降もずっと待つ。彼は特別な存在だから」と明言。２０１１年以降もラブコールを送り続ける。また、黒田の復帰が消滅したことで、同本部長は「新しい外国人投手でと考えている」と話し、ジオ、スタルツと再契約するかの判断も含め、補強プランを練り直すことになる。