山崎「あんな打ち方記憶にない」意地の内角150キロ打ち

[ 2010年8月4日 21:59 ]

 【楽天5-3ロッテ】楽天の山崎が、死に物狂いで薮田の投球に食らい付いた。8回、同点としてなお2死二塁。内、外角に散らばる直球やフォークボールをことごとくカットし、迎えた10球目だった。

 内角いっぱいの150キロ。「あんな打ち方は記憶にない。相当詰まったけど、かなりアドレナリンが出てたからな」。大きな飛球が左翼席に届くと、ベンチも観衆も総立ちになってヒーローを迎えた。
 三振した6回の打席では、客席からやじが飛んだそうで「へこんだけど、最後に意地を見せられてよかった」と得意げな表情。4年連続の20号到達で、本塁打王争いにも名を連ねる41歳は「何とも言えない気持ちを(現在トップの)T―岡田(オリックス)に味わわせてやりたいね。ドキドキさせたい」と豪快に笑った。

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2010年8月4日のニュース