借金15 得点力不足だから…イチロー「1点が小さくない」

[ 2010年6月14日 10:27 ]

 【マリナーズ4―1パドレス】マリナーズはイチローの巧打で勝利の流れをたぐり寄せた。9回1死二塁、左腕サッチャーの外角球に対し、両手を伸ばして流し打つ。打球は左翼線いっぱいに入る適時二塁打となり、リードは2点に広がった。

 「あの場面は必死ですからね。相手との単純な勝った負けたのものにはならない」。この打席は初球にバントを試みたがファウル。3球目の内角直球を空振りした。追い込まれて迎えた4球目、横手投げ左腕のボールはホームベースから大きく逃げるように動いたが、イチローのしなやかなスイングはこれを逃さなかった。
 チームはやっと連敗を5で止めた。前日試合後は選手だけでのミーティングが開かれたばかり。救援投手陣の不調と得点力不足は深刻で、イチローの「1点が小さくない」との言葉に実感がこもる。借金15で、残り99試合。ぎりぎりの戦いが続く。(共同)

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2010年6月14日のニュース