楽天　６発で巨人粉砕！マー君８勝目

１回、先制２ランを放ち聖沢（右）に迎えられる楽天・中村紀

　【楽天１０―４巨人】交流戦の巨人―楽天３回戦が６日、東京ドームで行われ、交流戦首位の楽天が中村紀の２打席連発など６本の本塁打で１０―４で大勝した。田中は７回３失点で８勝目を挙げた。

　楽天は初回、ヒットで出た聖沢を三塁に置き、４番・中村紀が西村健のシュートをとらえライトスタンドへ８号２ラン。２点を先制した。しかしその裏、巨人がすぐに逆転。先頭の坂本がドームの天井を直撃する二塁打で出塁すると、高橋が四球を選んで無死一、二塁。ラミレスの二ゴロの間に進塁し２死二、三塁とすると、５番・阿部がレフトスタンドへ３試合連続となる逆転１６号３ランを叩き込んだ。

　２、３回は３者凡退に倒れた楽天だったが、４回に同点に逆襲。先制弾の後、「（先発が）将大だし打たなあかん」と話していた中村紀が、レフトスタンドへ２打席連発の９号ソロを放ち、試合を振り出しに戻した。６回には５番・山崎が続いた。２死無走者から初球のカーブをレフトスタンドへ運び、勝ち越しの１３号ソロ。７回２死二、三塁からは２番・高須の２号３ランも飛び出し、巨人・西村健をＫＯした。

　楽天の一発攻勢は止まらない。８回には巨人３番手のオビスポから嶋が３号ソロ、ルイーズの２試合連続となる２号２ランで１０―３と大量リード。巨人は９回、楽天３番手の青山を崩し、高橋のタイムリー二塁打で１点を返したが、反撃は遅すぎた。