えっスイング!?松井秀、不可解判定3三振

[ 2010年4月30日 06:00 ]

2回、足元の投球を避けた際、バットが回ったと三塁塁審にコールされた松井

 【エンゼルス4-3インディアンス】エンゼルスの松井が28日(日本時間29日)、インディアンス戦で微妙な判定に泣き3三振を喫した。

 先頭の2回、足元へのワンバウンド投球を避けた際に、塁審にスイングを取られた。たまらず抗議に飛び出したソーシア監督が退場処分に。松井も直後のボール球となるチェンジアップに空振り三振に倒れ、踏んだり蹴ったりだ。
 「逃げてバランス崩して、手が前にいった。今まで(スイングに取られた)経験はないですね」。4回もチェンジアップを空振り三振。6回は外角のカットボールに見逃し三振に倒れた。「リズムが崩れたとかは関係ないと思う。いい投球をされた」とポストシーズンも含めれば通算打率・538と相性の良かった右腕・ウエストブルックにコーナーを突かれ、14日のヤンキース戦以来今季2度目、メジャー通算13度目の3三振となった。
 同点の9回無死二塁では今季初敬遠され、その後に2死一、三塁から伏兵ケンドリックがセーフティーバントを決め今季2度目のサヨナラ勝ち。それでもソーシア監督は「35年間であんな判定は初めて。球は彼の後ろでバウンドしていた。理解できない」と判定への不満は最後まで収まらなかった。

 <松井秀に追い風!球宴、毎年DH制に>大リーグが28日、オールスター戦試合規定の一部変更を発表した。これまでア・リーグ球団の本拠地開幕の年のみだった指名打者制度を毎年適用することを決定。ア・リーグはファン投票選手が先発し、ナ・リーグは監督が先発出場選手を決めるとした。カージナルスの本拠地ブッシュ・スタジアムで開催された昨年は指名打者の出場枠がなく、投票用紙に名前が記載されなかった松井にとって追い風となりそうだ。

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2010年4月30日のニュース