巨人 不用意なミスが分岐点に

[ 2010年4月30日 22:45 ]

 【巨人3-4阪神】負の神様は、不用意なミスを許してくれないようだ。巨人は2度目のサヨナラ負けを喫した。

 分岐点は三回の攻撃だ。1死二塁から坂本の二塁打で1点を奪い、脇谷の四球と重盗でなお二、三塁の絶好機。ここで原監督が「わたしが教えていなかった。わたしが悪い」と悔やんだプレーが出る。
 小笠原の二ゴロで三走の坂本が三本間に挟まれ、三塁ベース上に脇谷と坂本が並んだ。この状況では坂本に三塁の占有権があるため、阪神の城島は脇谷にタッチして2死。ところが坂本もベースを離れてしまう。城島は「『坂本、離れろ』と思っていたら離れた」という。すかさずタッチして攻撃終了。坂本は「二度としないように頑張ります」と唇をかむしかなかった。
 結局、直後に逆転され、同点の九回は越智が崩れた。攻守の歯車がかみ合わないまま迎えた幕切れに、どこか後味の悪さが残った。

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2010年4月30日のニュース