唐川、好投も“課題あり”…27日ぶり首位陥落

[ 2010年4月29日 06:00 ]

7回2死二塁、大崎に左前打を打たれ、悔しさをにじませる唐川

 【ロッテ1-3西武】ロッテ・唐川は好投及ばず西武・石井一に投げ負けた。チームは連敗で今月1日以来、27日ぶりに首位陥落。4月は4試合に先発し白星なしの3連敗となった20歳の右腕は「反省するところはしっかり反省して、次にしっかりやれれば」と語った。

 7回3失点では責められないが、反省点は最近4試合に共通しているストライクをそろえすぎたところ。初回の栗山の二塁打、3回の片岡の中前打は1ストライクからの2球目。5回、大崎に浴びた同点ソロも1ボールからの2球目だった。「大崎さんには、コースは悪くないけどストライクを取りにいった部分もあった」。制球力があり、ストライク先行の投球が持ち味だが、コントロールがいいため打者は積極的に打ってくる。西本投手兼バッテリーチーフコーチも「調子は悪くない。ボール球の使い方を考えないといけない」と3勝目が遠い若き右腕に苦言を呈した。

 <主将・西岡、拙守を猛省>主将・西岡が拙守を猛省した。7回2死一、三塁から片岡の高いバウンドの遊ゴロを捕球したが、握り直して一塁に送球してセーフ(記録は内野安打)。決勝点を献上し「(俊足の)片岡さんだったし慌てたのは事実だけど、処理しないといけないプレー。僕のミスです」。2試合連続無安打と打撃も振るわず打線に勢いをつけられていないが「悔しいけど切り替えてやるしかない」と前を向いた。

 ▼ロッテ・西村監督 この時期の順位は関係ない。貯金はあるし下を向くことはない。打線が下降気味?今まで打ってきたし、たまたま。また頑張りますよ。

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2010年4月29日のニュース