ロッテ打線が奮起、17安打10得点!首位に再浮上

[ 2010年4月29日 19:23 ]

 【ロッテ10-5西武】負ければ、ロッテは今季初の3連敗だった。苦境で打線が奮起し、毎回の17安打で10得点。1日で首位を奪い返した。

 プロ初登板の先発・香月を、攻撃陣が序盤から援護した。金泰均の先制打や大松の二塁打などで一回に3点。1点を返された直後の三回には里崎が適時打を放ち、四回には3本の適時打に相手の暴投もあって4得点。ここ数試合は好機であと一本が出なかっただけに、西村監督は「いつものつながりを見せてくれた」。4打点の金泰均は「4番はチームが困っているときに打たないといけない」と表情を緩めた。
 まだ4月。連敗中とはいえ、貯金は七つあった。だが、チーム内には悲愴感すら漂っていた。3安打2得点の主将・西岡は「3連敗すると西武と2ゲーム差。離されてしまう。何とか勝ちたかった」と厳しい表情で言い、井口は「負ければ、西武が勢いに乗る。踏ん張らないといけなかった」と息をつく。
 昨季までなら、ずるずると連敗が続いてもおかしくなかった。チームは確実に変わった。指揮官は「みんな、絶対に勝たないといけないと分かっていた」と満足そうだった。

続きを表示

2010年4月29日のニュース