25年ぶりの2日連続順延…“珍事”も帝京には吉兆!?

[ 2010年3月26日 06:00 ]

雨で2日連続中止になった甲子園球場

 【センバツ】25日に甲子園球場で行われる予定だった第82回センバツ高校野球大会第4日は雨のため、24日に続いて中止となり、1回戦3試合は26日に順延された。予定していた全試合を2日連続で順延するのは1985年の第57回大会以来25年ぶり9度目。なお、2日間に分けて行う予定だった準々決勝は第9日に4試合を実施し、決勝は4月2日に行う。

【日程&結果


 <東京・帝京>25年ぶりの珍事も、前田監督は悠然と受け入れた。「小林コーチの時もこうだったな、という記憶はありますよ。吉兆?そうなってくれればいいですけどねえ」。25年前の第57回大会は準優勝。当時のエースだったのが現チームに在籍する小林昭則コーチ(42)だ。初戦に先発するMAX148キロ右腕の伊藤は「150キロを投げたい」と意気込むが、同コーチは「スピードより制球を意識させる」と自身の経験を伝える。

 ▼85年センバツVTR 桑田、清原のKKコンビを擁したPL学園が本命視されていたが、準決勝で清原が伊野商の渡辺(元西武、ダイエー)の前に3三振と抑え込まれて1―3で敗れる波乱。一方で小林昭(元ロッテ、現帝京コーチ)の好投などもあり帝京が決勝進出。頂上決戦は渡辺が帝京を4―0と完封しチームを初優勝へ導いた。

 <2日連続順延に各校監督は?>
 ▽第1試合
 ▼興南・我喜屋監督 順延は仕方ない。準備できる時間が長くなってラッキーだと思わないと。明日は早く点を積み重ねていくことが重要。
 ▼関西・江浦監督 優勝候補である相手の方が順延で重圧が掛かる。島袋投手の後半切れがなくなってきたところにつけこみたい。
 ▽第2試合
 ▼帝京・前田監督 2日くらいは気持ちを張っていられるので心配はない。(雨天後は)打球が速くなるので、内野手はしっかり捕らないと。
 ▼神戸国際大付・青木監督 帝京はいい投手ばかり。負けないぞという強い気持ちで、振り負けないように甘いボールを確実に打っていく。
 ▽第3試合
 ▼今治西・大野監督 順延はどのチームも同じ状況。緊張感のある中で生活しているので、うまく気持ちを切り替え、いい状態で臨みたい。
 ▼三重・沖田監督 投手の出来がポイント。立ち上がりをすんなりいけば楽しみ。ロースコアで後半までいって、相手が焦る展開になれば。

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2010年3月26日のニュース