イチロー&フィギンズ 強力1、2番コンビ結成へ 

[ 2009年12月9日 16:48 ]

フィギンズ(左)とイチロー

イチローに“相棒”マ軍が今季42盗塁の快足を獲得

 米大リーグ、エンゼルスからフリーエージェントになっていたフィギンズ内野手の加入が決まり、来季のマリナーズの焦点はイチローとの1、2番構想だ。ともにリーグを代表するリードオフマンだが、タイプは違う。2人の組み合わせ、応用が新チームに及ぼす影響は大きいだろう。
 2人の成績を比較すると通算出塁率、同盗塁成功率はイチローが高く、2005年に盗塁王になったフィギンズは、今季リーグ1位の101四球で相手投手により多くの球を投げさせている。
 マリナーズ、エンゼルスで計9年プレーした長谷川滋利氏は「打者としての万能性は間違いなくイチローの方が上。フィギンズに長打はないが、イチローはいきなり一発を狙ってくる怖さがある」と話す。フィギンズが両打ちであることも含め、長谷川氏は「ピッチャーの目線で言うとイチロー1番、フィギンズ2番の方が嫌でしょう」。
 マリナーズのズレンシック・ゼネラルマネジャーはフィギンズとの電話で「おれは2番を打つんだろう?」と問い返されたことを明かした。だが、今後新たな打者獲得も含め「いろいろな可能性がある」と2人の打順については明言しなかった。ワカマツ監督以下首脳陣が、2月のキャンプ開始までにどんな決断を下すのか注目だ。(共同)

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2009年12月9日のニュース