プロ注目同士の対決 オール直球勝負 敗れて悔いなし

[ 2009年8月20日 13:38 ]

 【常葉学園橘6-8明豊】1点リードで迎えた九回無死三塁。プロ注目同士の対決に常葉学園橘の庄司は全球、直球勝負を挑み、今宮に同点打を浴びた。

 「ライバル心を燃やしていたし、この舞台だし、勝負したかった」と直球のサインを出し続けた捕手の牛場。「前の打席で今宮君に変化球を打たれていたから、悔いは残したくなかった」と庄司。結局は211球を投げ抜き延長で敗れたが、力を出し切ったすがすがしい笑顔だった。
 球速が出にくいとされる軟式で中学時代、全国大会で144キロを出し、注目を浴びた右腕。入学後もすぐに主力となったが、静岡大会をなかなか勝ち抜けずに苦しんだ。
 最後の夏にようやくつかんだひのき舞台で初戦の完封を含め、3試合をすべて完投した。「甲子園のマウンドは最高だった。自分のボールを信じて投げ抜いた」と満足感を漂わせた。

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2009年8月20日のニュース