5連続含む11K プロ注目右腕横山敗れて悔いなし

[ 2009年8月15日 12:40 ]

力投した聖光学院・横山

 【聖光学院3-6PL学園】強打のPL学園を相手に臆することなく、140キロ台の直球を投げ込んだ。聖光学院のプロ注目右腕横山は負けはしたが、11奪三振の力投。「本当に苦しかったが、気持ちだけで乗り切った」と満足げだった。

 楽天の岩隈投手を参考にしたというゆったりとした投球フォーム。一回に2失点した後は、伸びのある直球を主体に攻めた。「コーナーに投げれば、大けがはしないと思っていた」
 六回に失策をきっかけに3点を失ったが、この回の自責は0。3日前に使えるようになった縦のスライダーを武器に、七回1死後からは5者連続三振を奪って、意地を見せた。
 昨夏の甲子園では、敗れた準々決勝で南神奈川代表の横浜戦に救援登板した。精神的に成長して、ピンチに動じない投球を身に付けた。「(強豪の)壁を越えるのは難しい。それでも粘り強く投げる自分の持ち味を出した」。右腕の表情はすがすがしかった。

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2009年8月15日のニュース