立正大淞南 捕った!打った!ヒーローは気持ちい~

[ 2009年8月15日 20:38 ]

 【立正大淞南1-0華陵】9回に左翼席へサヨナラ本塁打を放り込んだ。互いに無得点のまま延長戦かと思われた試合を、立正大淞南の後藤が一振りで決着をつけた。甲子園初勝利を呼び込んだヒーローは「まだ余韻が残っている。気持ちがいいの一言」と満面の笑みを浮かべた。

 そこまでの打席では直球を狙いながら、低めの変化球に手を出して凡退していた。太田監督からの指示は「追い込まれる前に思い切っていけ」。2球目の甘く入った真っすぐをフルスイング。公式戦初という本塁打が殊勲の一打となった。
 左翼手は直前の守備でも好プレーを見せていた。9回1死二塁のピンチで左翼線を襲った打球を、最後は飛び付いてキャッチした。「自分は守りはへたくそ。気持ちで捕れた」。裏には冷静な判断があった。崎田の球威のある直球に、左打者は引っ張ることができない。「打球が切れていくのは頭にあったから、1メートルくらいライン寄りに守っていた」。ぎりぎりで打球に追い付けた。

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2009年8月15日のニュース