王さんに並んだ亀井!シーズン3本目のサヨナラ弾

[ 2009年8月8日 19:58 ]

今季3度目のサヨナラ本塁打に笑顔の巨人・亀井

 【巨人2―1ヤクルト】延長10回、フォークボールをすくった打球がバックスクリーンに突き刺さった。4日に放ったばかりのサヨナラ本塁打。巨人の亀井は、口では「ちょっと怖いくらい」と驚いたが、自身が主役の劇的な幕切れにも慣れたのか、はしゃぐ姿も控えめだった。

 技術的な自信が好調を支えている。7月上旬、原監督から下半身主導の打ち方を教わった。独自に肉付けもし、バットを高く構え、右足を小刻みに動かしてタイミングを計るようにした。一見するとイチロー(マリナーズ)のような構えになったが、スムーズなスイングと、球を見極められる効果をもたらした。
 4月に中日の岩瀬から逆転サヨナラ弾を打っており、シーズン通算3本は、1970年の王に並ぶ球団記録となった。「(王と)並べたらいかんでしょ」と謙遜したが、すぐさま「超えられるように頑張りたい」と真剣に意欲を示した。
 5番で起用し続けてきた原監督への感謝の気持ちを忘れていない。「まだまだ恩返しは足りてない」と自らを鼓舞する。勝負強さを備えた亀井が、小笠原、ラミレスに並ぶ打線のキーマンに成長しつつある。

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2009年8月8日のニュース