救援の野口がサヨナラ打!投げても無失点

[ 2009年8月8日 18:05 ]

九州勢対決は明豊がサヨナラ勝ち!“62発男”は…

 【明豊4―3興南】試合を決めたのは、6回から救援に立った明豊の野口だった。同点で迎えた9回2死二塁。高めの直球を強振すると、打球は左越えへ。値千金のサヨナラ打に「うれしいです。絶対に9回で決めてやろうと思っていた」と、まくしたてるように話した。
 興南の好投手、島袋攻略の策として、明豊打線は「球数が増えれば球威が落ちてくる。そこを狙っていこう」と決めていた。つまり、初めから後半勝負と考えていた。野口もベンチから冷静に観察し、直球の球威が落ちていると確信していた。ほかの球種は捨て、直球を狙い通りにとらえた。
 野口は投げても4回を1安打に抑えた。低めに集めて打たせて取る投球で、自らのサヨナラ打に結びつけた。大悟法監督は「野口が粘り強く投げてくれた。サヨナラはまぐれ。0点に抑えてくれたのが大きい」とたたえた。
 春の九州大会で完敗した興南に勝ち、大分県勢として春夏合わせて通算70勝に到達した。「次の目標は春に果たせなかった2回戦突破」と野口。この日先発だった今宮の影に隠れがちな背番号1が、力強く言い切った。

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2009年8月8日のニュース