松井秀は5試合ぶりマルチ、田沢との対戦は…

[ 2009年8月8日 11:25 ]

レッドソックス戦の5回、右前打を放つヤンキース・松井秀

 米大リーグ、ヤンキースの松井秀喜外野手は7日、ニューヨークでのレッドソックス戦に「5番・指名打者」で出場、5打数2安打で、5試合ぶりにマルチ安打を記録した。内容は二ゴロ、右前打、右前打、四球、三振、延長14回の第6打席では、この日メジャーに昇格したばかりの田沢純一投手と対戦し、中直だった。打率は2割6分4厘。

 レッドソックスの岡島秀樹投手は8回から2番手で登板し、1回1/3を無安打無失点。斎藤隆投手は延長13回に7番手で1回無安打無失点。メジャー初登板の田沢は14回から8番手で登板し、1回2/3を4安打2失点、A・ロドリゲスに2ランを許し、敗戦投手となった。
 試合は延長15回、ヤンキースが2―0でサヨナラ勝ちした。

 ▼松井秀の話 (2安打と四球で)球もある程度見られていたし、追い込まれて際どい球をファウルしながら最後に打ったり四球も選んだ。全体的に良かった。(田沢からの中直は)コースは甘かったが、低めに来ていた。球に伸びがある気がした。カーブも結構、落差があるイメージ。(宿敵に連勝し)特にこんな(長い)試合だったから大きい勝利。

 ▼岡島の話 自分の投球に関しては特にない。きょうは田沢君が頑張ったことを褒めてあげたい。結果はああいう形だったが、チームにとって貴重な戦力として期待している。何かできることがあればアドバイスしたい。

 ▼斎藤の話 (延長で1回を抑え)ここのところ緊張を維持できている。田沢はすごく難しい場面だった。打たれるまでいい投球をしていた。素晴らしい。野球の神様がいるなら、どうしてルーキーにこんな試練を与えるのかと思うが、彼はここから立派な野球人生を歩む。こういうスタートを乗り越える力があると信じている。(共同)

続きを表示

2009年8月8日のニュース