フェル2発!ラロッカとアベック弾で連敗止める

[ 2009年5月30日 21:02 ]

8回、本塁打を放ちラロッカ(左)に迎えられるオリックス・フェルナンデス

 【オリックス6-4横浜】フェルナンデスの意地の2発で、オリックスが連敗を3で止めた。「これだけ打ったら、ラインアップに入れてくれるのに十分だろ」。不振で先発を外れることもあった3番打者が、やっと存在感を示した。

 2回にラロッカのソロで先制すると、フェルナンデスは3回二死一塁から真ん中に入ったスライダーを強振。「打った瞬間手応えもあったし、入ると思った。完ぺき」と言う打球は豪快な2ランになり、さらに八回にも左越えに6号ソロ。九回に満塁弾で2点差まで詰め寄られただけに、この6点目が大きかった。

 カブレラ、ローズ、後藤と主力が次々に故障し、好調だった下山まで右肩痛で離脱。苦しい状況で、ここまで打率2割台前半と低迷していたフェルナンデスに、ようやく火がついた。

 昨季まで6シーズンで159本塁打の強打者。試合前に「今季戦う上では打ってもらわなきゃ困る選手」と主軸の復活に期待をかけていた大石監督は「あした以降も続けてくれないとね」とまだ半信半疑だ。最下位に沈むチームの起爆剤となることができるだろうか。

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2009年5月30日のニュース