正念場の中日…リード守れず20敗目

[ 2009年5月14日 23:24 ]

7回、2者連続の押し出し四球を与え、降板する中日・斉藤(中央)

 【中日5-8ヤクルト】中日は4点リードを守れず20敗目を喫し、落合監督が指揮を執るようになってから、初めて借金が5に膨らんだ。

 逆転を許したのは7回。3連打で一死満塁とされると、先発の小笠原から斉藤にスイッチした。だが、2連続の押し出し四球で4―5。たまらず交代で出した高橋も、1球もストライクが入らない四球で2点差をつけられてしまった。

 ただ、試合後の落合監督は「野球だからいろいろあるが、敗因は押し出しじゃない。そこを選手が気付いてくれれば立ち直りは早い」と話した。

 “敗因”について説明はなかったが、2回に先制した後、7回まで追加点が奪えなかったことも一つだろう。3―6回、淡泊な攻撃で3者凡退が続く間に、流れはヤクルトに傾いていった。中日は投打とも、正念場を迎えた。

 ≪「問題は精神面」≫中日は斉藤、高橋の救援陣による3連続押し出し四球で自滅した。
 期待して2人を使い続けてきた森バッテリーチーフコーチは「情けないが、技術面ではなく精神面の問題だからどうしようもない。ほかに投手がいないわけじゃない」と、両投手を2軍で調整させる可能性を示唆した。

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2009年5月14日のニュース