高橋、痛恨の連続失点…四球恐れストライク

[ 2009年5月14日 09:44 ]

 【メッツ7―8ブレーブス】5度目の登板は、最悪な結果が待っていた。メッツの高橋が延長12回、決勝ソロを浴びて大リーグ初黒星。「やってはいけないことをやってしまった」とうなだれた。

 点を取り合う総力戦になり、延長12回の時点でメッツのブルペンに控えていたのは高橋だけ。「気持ちはいつもと一緒。準備はすんなりできた」と言うが、緊迫した場面での1球に泣いた。
 フルカウントから内角低めを狙った球が、真ん中寄りへ入った。四球を怖がり、ストライクを取りにいった直球をプラードに狙われる、痛恨の被弾。「甘い球を打たれるのは日本でもアメリカでも一緒。何であそこに投げたのかなと思う」
 日本選手初の40歳デビューを果たし、注目を集めた左腕。3試合無失点に抑えた後、11日のブレーブス戦で1回2失点。「良くない投球をしたら次が大事」と雪辱のマウンドになるはずだったが、2試合連続で不本意な投球になった。
 マイナー契約で入団したベテランの立場は、安泰ではない。結果を残し続けなければ、夢のマウンドに立てないと自覚している。「次のチャンスがあればしっかり投げたい」と、悲愴感を漂わせた。(共同)

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2009年5月14日のニュース