レイズ、初のリーグ優勝!岩村「死んでもいい」

[ 2008年10月20日 09:15 ]

レッドソックスを破りア・リーグ初優勝、歓喜の輪に加わる岩村(左から2人目)らレイズナイン

 ア・リーグ優勝決定シリーズは19日、米フロリダ州セントピーターズバーグで第7戦を行い、レイズ(東地区1位)がレッドソックス(ワイルドカード=最高勝率の2位)に3―1で逆転勝ち、対戦成績を4勝3敗とし、球団創設11年目で初優勝を飾った。前年のリーグ最低勝率球団が優勝したのは、1991年のブレーブスに続いて2度目で、ア・リーグ初の快挙。

 試合は第5、6戦に連勝して勢いづくレッドソックスが1回に2番ペドロイアのソロ本塁打で先制。レイズは4回にロンゴリアの右翼線適時二塁打で同点に追いつくと、5回には下位打線の3連打で1点を勝ち越し。7回にはアイバーの左越えソロ本塁打で突き放した。
 レイズの岩村明憲内野手は「1番・二塁」で出場、第2打席でチーム初安打となる左前打を放った。第1打席は二ゴロ、第3打席は投ゴロ、第4打席は二ゴロだった。
 レッドソックスの岡島秀樹投手は8回から2番手で登板し、1回無安打無失点と好投したが、流れを引き寄せることはできなかった。
 レイズとナ・リーグ優勝のフィリーズと対戦するワールドシリーズ(7回戦制)は、22日(日本時間23日)に開幕する。

 ▼岩村の話 今日の試合が終わったら死んでもいいという覚悟でグラウンドに立っていた。言葉にならない。苦しかった逆転劇(第5戦の敗戦)から何日間もずっと不安があった。今日優勝を決めることができ、全部水に流せた。前から言っているように勝ったものが強い。それが証明できてよかった。

 ▼レイズ・マドン監督の話 ここ数年、レッドソックスが成し遂げたことを考えると、レッドソックスが相手だったことは特別。レッドソックス相手に戦い、勝ったことで、われわれは素晴らしい評価を得られると思う。

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2008年10月20日のニュース