阪神 虎キラー三浦獲り!清水らにも注視

[ 2008年10月20日 06:00 ]

解説のため京セラドームを訪れた三浦

 阪神が今オフFA補強として、横浜・三浦大輔投手(34)の獲得を目指すことが分かった。

 今季の阪神は下柳、安藤、岩田の3人が2ケタ勝利に到達した一方、夏場以降は先発陣の駒不足に陥った。苦しい台所事情もあって、巨人に13ゲーム差を逆転されて優勝を逃すという歴史的失速を演じてしまった。投手陣、なかでも先発の補強はオフの補強の最重要ポイントでもある。球団では次世代の若手育成が基本方針ながら、先発投手の枠に限れば、若手台頭の大きな妨げにはならない。三浦は今季7勝ながら、通算124勝を挙げるなど実績十分。4年ぶりのリーグ優勝を狙う上でも大きな戦力増が見込まれる。さらに、三浦自身は幼少時に阪神ファンだったことで知られる一方、プロ入り後の阪神戦では今季の4勝を含めて通算37勝。球界屈指の虎キラーが味方になれば、それだけでもチームにとっては大きな“プラス要因”ともなる。
 阪神は次期監督に内定した真弓氏が正式就任後、補強策について話し合う構えだが、今後は三浦とともに同じくFAのロッテ・清水直行投手(32)らの動向にも注視していく。

 ◆三浦 大輔(みうら・だいすけ)1973年(昭48)12月25日、奈良県生まれの34歳。高田商から91年ドラフト6位で大洋入団。98年には12勝を挙げ、38年ぶりの日本一に貢献。04年アテネ五輪日本代表で銅メダルに貢献。翌年は最優秀防御率、最多奪三振と初のタイトル獲得。昨季は6、7月に球団新の35イニング連続無失点を達成した。プロレスと矢沢永吉のファンとしても有名で、愛称は「ハマの番長」。1メートル83、88キロ。右投げ右打ち。

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2008年10月20日のニュース