オレ竜誤算 投壊7失点…CS連勝ストップ

[ 2008年10月20日 06:00 ]

 【中日3―7阪神】期待を持って送り込んだチェンが炎上。昨季から続いていたCS連勝が6で止まった落合監督だったが「きょうは(投手を)使い切るわけにはいかなかった」と淡々と試合を振り返った。

 ここ5試合で33回を投げて防御率1・09。抜群の安定感を見せていた23歳左腕は、初のCSマウンドで持ち味の制球力を発揮できなかった。初回1死後に4連打を食らった。トドメは鳥谷に3ランを浴びていきなり4失点。「緊張していた。シーズンとは全然違った。勝てば決まるとか考えて…自分は気持ちが弱い」と反省しきりだった。
 2点差に詰め寄った6回から登板した3番手の中田も散々だった。この日出場選手登録されたばかりの右腕は、いきなり鳥谷にソロを被弾。さらに2安打2四球に2つの暴投で決定的な3点を失って、1死を取っただけで降板。交代を告げにマウンドに向かった落合監督は、追い上げムードに水を差した中田には声を掛けることもしなかった。
 期待した若手2投手の誤算で“逆王手”をかけられた。20日の第3戦は、引き分けも許されない厳しい戦いとなるが、落合監督は「きょうとあしたの戦い方は変わる」。すぐさま前を向いて、総力戦で臨む決意を口にした。目指すところは2年連続日本一。ここで夢を断たれるわけにはいかない。

 <森野特大弾も…>森野が3点を追う6回、右中間席中段に飛び込む特大の2試合連続の2号ソロ。しかし、7回2死一、二塁の好機では空振り三振に倒れたとあって「あした何とか勝たないと」と表情を引き締めた。また、8回にソロを放ったウッズも「点差は離れていたが集中していた。あしたは負けるわけにはいかない」と第1ステージ突破に意気込んだ。

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2008年10月20日のニュース