来季も現役!工藤 28年目へ意欲

[ 2008年9月19日 06:00 ]

 横浜の工藤公康投手(45)が来季も現役を続行することが確実となった。今季は左ひじ周辺の炎症でファーム調整が続き、4月に1試合登板したのみ。年俸1億1000万円から野球協約の減額制限を超える40%以上の大幅ダウンは必至だが、球団幹部は「本人がやりたいならやってほしい。登板間隔を空ければ来年もまだ投げられる」と実力を評価。工藤も「お金じゃない。横浜に当然愛着はあるし、辞めろと言われるまで1年でも長くやりたい」と28年目の来季へ意欲を口にした。

 左ひじの状態も8月下旬から連日ブルペン入りするなど復調の兆しが見えてきた。19日のヤクルト戦(神宮)で約5カ月ぶりの先発マウンドに立つ予定。「ひじの状態は一歩ずつ良くなっている。今は1つでも勝ちに結びつけることしか考えていない」。今季は19試合しか残っていないが、45歳左腕が存在をアピールする。

 ≪46歳マウンドなら史上3人目≫工藤(横)が来季もプレーすると実働28年目。自らの持つプロ野球記録を更新する(2位は野村克也の26年)。また、工藤は来年5月5日で46歳。46歳以上のシーズンでマウンドに立つと浜崎真二(阪急)が46、47、49歳(47、48、50年)湯浅禎夫(毎日)が48歳(50年)で登板したのに次ぎ3人目になる。

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2008年9月19日のニュース