岡田監督早めの継投…しかし投手は応えず

[ 2008年9月19日 22:52 ]

 【神4―6巨】万全を期し、岡田監督は早めに動いた。だが、代わった投手が失点を重ね、後手に回った。阪神は生命線の継投がはまらなかった。

 最初のつまずきは先発の安藤。2回に1点を失い、4回は2死走者なしから2者連続四球。その直後、坂本に2点二塁打を浴びた。「何を言っても言い訳。申し訳ない」と安藤。岡田監督は「2死から四球、四球。怖がらないでも、ええのに」と弱気な投球が気にくわない。安藤は5回に代打を送られ、今季22度目の先発で初めて5回を持たずに降板した。
 5回に代打葛城の犠飛で1点を返しながら、その裏には2番手の江草が鈴木尚に一発を浴びた。3―4の7回2死二塁では、代わったウィリアムスが小笠原に2ランを許し、追い上げムードをぶち壊した。江草がカウント0―2、ウィリアムスは同1―3から痛打された。指揮官は「代わった投手がすぐに2ボールにする。簡単すぎる」と、いら立ちを隠さない。一発を警戒し過ぎた消極的な投球が、逆に最悪の結果を生んでしまった。
 「(四球を)無くして、これまで最少失点に抑えてきたわけやから」。岡田監督は信頼を寄せる投手陣に対し、いい意味での開き直りを求めた。

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2008年9月19日のニュース