快挙達成のザンブラノ 重い沈む球で内野ゴロ12

[ 2008年9月15日 14:56 ]

アストロズ戦で、無安打無得点試合を達成、ナインと抱き合うカブスのザンブラノ(中央)

 【カブス5-0アストロズ】カブスのザンブラノが無安打無得点試合を達成した。球団史上、1972年以来10人目の快挙。ハリケーン「アイク」の影響で、アストロズ主催ながらミルウォーキーに会場を移しての試合。シカゴに近く、カブスにとっては“準地元”の感覚で、ファンの後押しを受けて好投した。

 2日の試合で右肩に違和感を訴えて以来の登板だったが「今日はずっといい感じだった」。初回から時速150キロ台後半の速球を連投。ソト捕手が「重かった」と表現した、沈む球で内野ゴロを12個も打たせた。
 審判に暴言を吐くなどの素行が目立つ短気な性格。この日も4回の四球で初走者を出すと不満をあらわにした。しかし、三塁手から「投げることに集中しろ」と声を掛けられ、落ち着きを取り戻した。
 最後の打者を三振に打ち取ると雄たけびを上げた。「(無安打を)ずっと意識していたから」。100年ぶりのワールドシリーズ制覇に向け、頼もしいエースの復活だ。

 ▼福留の話(ザンブラノの快挙に、広報を通じ)こういう状況の中で、あれだけの成績を残せるのは大したものです。僕がとやかく言うことではありません。(共同)

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2008年9月15日のニュース