松坂も五輪敗退ショック…WBCで敵討つ

[ 2008年8月24日 06:00 ]

 レッドソックスの松坂大輔投手(27)も“五輪敗退”にショックを隠せなかった。自らもシドニーでメダルを逃し、アテネは銅メダルに終わっているだけに「実際に戦っている選手にしか本当の気持ちは分からない。でも米国や韓国に何度も負けるのは自分も悔しいし、ショックです」。と表情を険しくした。

 今五輪は予選リーグからテレビ、倫世夫人や知人からの電話やメールを通じて時差がある中でも日本代表の試合をチェックし続けてきた。ボストンの自宅では早朝に起床してテレビにくぎ付けになった。大リーグ球団所属の選手派遣は認められなかったが、本来なら自分も一緒に日の丸をつけて戦いたいとも思いはあったはずだ。その中で3敗を喫した岩瀬(中日)や失策が続いたG・G・佐藤(西武)については「チームスポーツですから個人を攻撃してほしくない」と気遣った。
 この悔しさを晴らすのは来年3月に行われる第2回WBCしかない。「今回負けたことでそういう(リベンジ)の機運は高まるでしょうね」と松坂。出場の公言こそしていないが「米国を舞台にやる以上、僕たち(メジャーリーガー)が頑張らなきゃいけないでしょうね」とすでに気持ちは固まっている。06年第1回MVP腕として、もう1度世界に日本野球のレベルの高さを示すために。背番号18には“日本のエース”として立ち上がる覚悟がある。

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2008年8月24日のニュース