斎藤粘りの投球!千葉経大付春夏決めた

[ 2008年7月27日 06:00 ]

<千葉経大付・沼南>優勝を決めた千葉経大付・斎藤(中央右)はナインとともに喜び合う

 【西千葉・千葉経大付2-1沼南】千葉経大付が、粘る沼南を振り切り2年ぶりに夏の甲子園出場を決めた。センバツでチームを4強に導いたエース斎藤は、先頭バッターを4度出しながら9回1失点と粘りの投球。「ランナーが出てから落ち着いて投げることができました」と成長を見せつけた。

 象徴的だったのは1点リードの8回。2死満塁と絶体絶命のピンチで「抜け球がないように、とだけ考えていた」と4番・田頭を落ち着いて遊ゴロに打ち取り、勝利を引き寄せた。松本監督は「粘り強く投げられるようになった」とエースを絶賛。だが、斎藤は準々決勝で6回4失点で降板していたこともあり「今大会は失点がちょっと多すぎた」と反省を口にした。「まずは初戦を勝たないといけない」。春の4強を超えるには決勝進出しかない。千葉の豪腕が本気で深紅の大旗を狙う。

 ▼ヤクルト川島亮(00年卒)春はベスト4だったと思うけど、それ以上を目指して頑張ってほしい。自分にも励みになります。

 <沼南 “あと1本”に泣く>春夏通じて初の甲子園を目指した県立高校・沼南の夏が終わった。エース・西川が千葉経大付打線を8回2安打に抑える好投も、打線が7残塁とチャンスを生かせず“あと1本”に泣いた。秋、春の千葉県大会ではいずれも初戦負けだったが、最後の夏は準優勝。“沼南旋風”を巻き起こした中西監督は「長い夏休みにしてくれた。感謝しています」と選手をねぎらっていた。

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2008年7月27日のニュース