守備の乱れが…日本 キューバに逆転負け!

[ 2008年7月10日 06:00 ]

キューバを視察する星野監督と田淵コーチ、山本コーチ

 第24回ハーレム国際野球大会(オランダ)は9日、予選リーグ第6日を行い、前日オランダに逆転サヨナラ勝ちを収めた日本代表はキューバと対戦。2回に山崎(横浜商大)の2点三塁打などで一度は逆転したが、守備の乱れもあって逆転負け。通算成績を3勝2敗とした。また、オランダ入りしている北京五輪日本代表・星野仙一監督(61)らスタッフがキューバ戦2試合を視察した。

 ≪星野監督来てよかった!キューバ視察≫オランダまで来たかいはあった。バックネット裏に陣取った星野監督の目が光る。スコアラーから報告された資料と照らし合わせながら、キューバ各選手のプレーをチェックした。何度も繰り返してみたビデオの映像とはやはり印象が違った。

 「ピークを8月の北京に合わせての調整段階だろうし、まだ“すげぇ”という本来の姿は見せてもらっていない。それでも試合運びはうまいし、あと1カ月で仕上げてくるやろね」

 警戒を強めたのは台湾戦でともに適時打を放った3番・グリエルと6番・ベルだ。なかでもベルはキューバのレギュラーシーズンで今季31本塁打、111打点の新記録を打ち立てている。「メジャーリーグのレギュラークラスの選手だよ。体に当たりそうなインコースの球でもファウルにせずにホームランにする技術がある」。ただ、そのうえで「でも、ベルに穴はある。追い込んだら、ここ…というね」とも続けた。予選リーグの初戦でいきなり激突する最大のライバル。丸裸にする時間はまだある。

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2008年7月10日のニュース