大矢監督もグッタリ 乱打戦制し連敗止めた

[ 2008年7月10日 06:00 ]

<ヤ・横>初勝利の桑原謙(右)は、大矢監督とハイタッチ

 【横浜9-7ヤクルト】ノーガードの打ち合い。ボクシングなら確実に流血していただろう。横浜が乱打戦を制して連敗を4でストップ。借金を大台から1つ減らして29とした。「打ち合いというより、両チームともに先発がしっかりしていなかった」と大矢監督もグッタリの白星だった。

 初回に一挙5点をもぎ取った。金城の先頭打者アーチ、村田の4年連続20号ソロに加え、3カ月ぶりに1軍へ復帰したジェイジェイが来日初安打で初打点。03年5月27日の中日戦(ナゴヤドーム)以来5年ぶり先発の真田が、その裏4失点。3回6安打6失点KOの背信投球も、この日の横浜打線はあきらめなかった。同点の6回、ジェイジェイが来日初の右越え1号ソロで勝ち越し。12安打9点で逃げ切った。

 猛打賞で打線を引っ張った村田は「大差だと大振りになるが、競っているとつなぐことができる」と息をついた。チーム一丸でつないだ最下位の奮闘に、観客席からヤジではなく声援が降り注いだ。

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2008年7月10日のニュース