松井稼痛い!右太腿裏痛でDL入りも

[ 2008年6月24日 06:00 ]

レイズ戦の1回、右翼線二塁打を放ったアストロズ・松井稼

 【アストロズ3―2レイズ】アストロズの松井稼頭央内野手(32)が22日(日本時間23日)のレイズ戦で右太腿裏痛で途中交代した。6回に遊ゴロを放って一塁を駆け抜けた際に痛め、その裏の守備から退いた。24日の医師の診断次第では故障者リスト(DL)入りの可能性もある。相次ぐ日本選手の故障に歯止めはかからず、カブスの福留孝介外野手(31)もホワイトソックス戦で昨年手術した右ひじにメジャー初死球を受けた。

 三塁側ベンチに戻るのに、ゆっくりと歩くことしかできなかった。松井稼は痛みに顔をしかめ、右太腿裏を右手で触った。6回の第3打席。遊撃前へのゴロで一塁を駆け抜けた瞬間に痛めた。
 「ここ数日張っていたから、なるべく抑え気味にしていたんだけど、ああいう打球が出たら自然と走る。それはもうコントロールできない」
 この試合まで6試合連続で盗塁がないことからも、制御した中でプレーしていたのが分かる。しかし、1点ビハインドで迎えた6回は先頭打者。チームも6月は4勝14敗と不調だった。その状況下で6月打率・299で、この日も初回に右翼線二塁打、4回にも左前打と1人気を吐いていた松井稼にとって加減を求めるのは無理だった。
 でん部手術で出遅れた開幕直後以来の故障に松井稼は「あした休みなので火曜日(24日)にどうなるか。どれくらいで復帰できるかですね」と心配そうに語った。23日は試合がなく、24日にチームドクターの診察を受ける。ただ、昨年4月に一塁への全力疾走で左太腿裏を痛めた松井秀(ヤンキース)がDL入りした際に、キャッシュマンGMが「ヤンキースの過去の例を見ても、治癒に平均21日かかる」と説明したように、太腿は無理をすれば長期離脱につながる個所。DL入りとなれば、27日(日本時間28日)のレッドソックス戦での松坂との今季初対決も消滅してしまう。
 5月下旬の松坂から続く日本人選手の故障禍。何より浮上のきっかけをつかみたいアストロズにとっては大きな痛手だ。

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2008年6月24日のニュース