立大・田中 全打点を挙げる活躍

[ 2008年4月21日 06:00 ]

 東京六大学野球春季リーグ第2週第2日は20日、神宮球場で2回戦2試合が行われ、明大と立大がともに連勝し勝ち点を挙げた。第1試合は立大が田中宗一郎外野手(2年)の全打点を挙げる活躍で法大に競り勝った。第2試合は明大・野村祐輔投手(1年)が明大の投手としては01年春に一場(現楽天)がマークして以来の1年春でのリーグ戦初勝利を挙げた。

【日程&結果


 立大は昨秋に続き法大に連勝。02年春秋以来の対法大4連勝に坂口監督は「4連勝というのは意識していなかったが、勝ち点を法政から取れたのは大きい」とナインを評価した。3番の田中は3回の同点打に、5回は勝ち越し打。東京六大学リーグでのプレーを熱望し、1浪の末に昨年入学。今春から定位置をつかむと全5戦で安打を記録するなど19打数9安打と絶好調。「球がよく見える。ここまできたら首位打者を狙いたい」と笑顔を見せた。

 <明大 野村が早くも1勝>昨夏の甲子園に出場した1年生投手コンビが連勝に花を添えた。19日に神宮デビューした昨夏準V右腕の野村(広陵)は2番手として2回を1安打無失点に抑え、早くもリーグ戦初勝利。またベーチェット病という難病と闘っている柴田(愛工大名電)も9回にリーグ戦初登板。1日3回薬をのみ、刺激物を控えるなど食事にも制限が多い左腕は「まさか自分がリーグ戦で投げられるとは。ここまで来たらプロ野球選手になりたい」と力強く語っていた。

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2008年4月21日のニュース