死球の影響なし 松井全力疾走で内野安打

[ 2008年4月21日 06:00 ]

オリオールズ戦の6回、遊撃前打で一塁へ駆け込み、安打とするヤンキース・松井秀

 【ヤンキース0―6オリオールズ】18日のオリオールズ戦でプロ初の2死球を受けたヤンキースの松井は、同カードに今季2度目の右翼で先発出場。試合前にはあざの残っていた左太腿をマッサージとアイシングでケアしながら「(死球の影響は)全然ない」と6回の遊撃内野安打に全力疾走すると、計4度の守備機会も無難にこなした。チームは今季2度目の零敗で3連敗を喫したが、父親が危篤状態でチームを離れていた160キロ右腕のチェンバレンが復帰し、1回を無安打2奪三振に抑えたことは明るい材料だった。

 ≪井川昇格のチャンス?≫3連敗のヤンキースは期待の若手先発陣が連日のKO。18日に5失点したヒューズに続き、ケネディが2回2/34失点で降板。防御率は9・64となった。ジラルディ監督は「ストライクを投げないと話にならない」と渋い顔。チームも流れを変えたい状況だけに3Aスクラントンで2勝2敗、防御率2・49と安定感を見せている井川の昇格チャンスが広がっている。

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2008年4月21日のニュース